日本皮膚科学会雑誌
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90 巻 , 10 号
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  • 高屋 通子
    1980 年 90 巻 10 号 p. 893-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
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    Xerox 125 system を用いて,皮膚および皮下腫瘤のみられた17例と陰茎結核疹の1例について検索した.その結果,表皮嚢腫,脂肪腫,石灰化表皮腫,いわゆる混合腫瘍,外毛根鞘嚢腫,多発注毛嚢嚢腫症などでは,腫瘤の辺縁像を,陰茎結核疹では石灰化部位を鮮明に描出できた.本法は非観血的に,皮下腫瘤の大きさ,位置に他組織との関係や性質を知り得る有用な診断手法の1つと考えられる.
  • 安江 隆
    1980 年 90 巻 10 号 p. 901-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    SLE 患者の無疹部(上腕内側)にて lupus band test (LBT)を行い,27例中15例(55.6%)で陽性であった.腎症状を主症状とする群(N群)では,LBT の陽性率が高かった(72.2%)のみでなく,その隅性度も強く,また強陽性例では,いずれも中等症以上の腎炎が認められた.一方, CNS を主症状とする群(CNS 型)や,皮唐症状や関節症状を主症状とする俳(SA型)では,LBT の陽性率は低く(ともに40.0%),強陽性のもまれで,陽性度に関してこれらと腎症群との間には明らかな差(P<0.05およびP<0.01)が認められた.粘膿疹や汎発性滲出性紅斑が認められた症例の LBT の陽性率は高かったが,皮疹の有無による LBT の陽性率の差は認められなかった,少量あるいは短期間の副腎皮質ホルモン剤や免疫抑制剤の投与の LBT への影響はないと思われたが,大量投与の場合はその陽性度が低下する傾向があった.また,SLE が治療によりうまくコントロールされているようにみえても, LBT は陽性のことがあった.すなわち,被覆部(無疹部)での LBT は,ループス腎炎の重症度や予後の判定,あるいは治療のための指標としては非常に有用であるが,軽症 N 型, CNS 型,SA 型の SLE 症例ではこれが陰性のことが多いので SLE と他疾患との鑑別を目的とする LBT の場合は,陽性率がこれよりも高い露出部(無疹部)か,または皮疹部で LBT を行った力がよいと思われた.
  • 余 幸司, 川島 真, 石橋 康正, 久木田 淳
    1980 年 90 巻 10 号 p. 909-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    経過中に hereditary angio-neurotic edema (HANE)様症状を認めた54歳女子の汎発性扁平黄色腫症の1症例につき,特に生化学的並びに免疫学的倹索を行った結果,本例では血清拙体経路の中で,特に Cl esteraseinhibitor に障害があり,それが HANE 様症状の形成に大きな役割をはたしているものと考えた.特長的な臨床像,組織所見並びに電顕所見を添え,若干の文献的考察を加えて報告した.
  • 麻生 和雄, 近藤 慈夫, 釈 政雄
    1980 年 90 巻 10 号 p. 917-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
  • 小川 喜美子, 飯島 正文, 紫芝 敬子, 石橋 康正
    1980 年 90 巻 10 号 p. 921-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    エリテマトーデス(LE)の表皮および真皮上層にみられる hyaline body は,電顕的に線維の集簇よりなり,flbrillar body とも呼ばれる.この線維は数十本以上が同一方向にカーブを描いているが,全体としての方向性はない.小体内にデスモゾーム・メラノゾーム・ミトコンドリア,vacuole 等が認められる.皮膚型 LE(CLE)と全身型 LE(SLE)での出現率は,前者が36%・後者10%と,前者が高率に出現している.形態的に両者に差はない.小体の表皮内での形態を比較し,以下の結果を得た. (1)小体の大きさ : 表皮内のものは,表皮真皮接合部・真皮内のそれに比べて有意に大であり,下方移動に際し圧縮されるか分断される事が想定される. (2)線維密度 : 表皮内では均質化していないものから均質化しているものまで認められる.真皮内は全て均質化している.  (3)線維の幅:表皮内(65.2±10.5Å)と真皮内(76.5±14.0Å)で有意な差があり,後者が大であった.  (4)小体の境界部:表皮内では,小体は表皮細胞問にあり,辺縁は一部にのみ一層の膜が存在している.大半は境界膜は存在しない.隣接ケラチノサイトとは,デスモゾームで接している. 真皮内では,周囲に電子密度のやや高い物質の不規則な沈着がみられかつ大半は周囲を組織球や線維芽細胞に取り囲まれている. (5)真皮内のみならず表皮内でも,この小体は貪食細胞による貪食・吸収を受ける. fibrillarbody は表皮変性細胞由来である事は一致した意見である.肥厚した基底板とは電顕的に異なる.この線維とアミロイド線維との異同が問題となる. 
  • 麻生 和雄, 近藤 慈夫, 天野 倫子
    1980 年 90 巻 10 号 p. 929-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
  • 杉浦 丹, 橋本 隆, 栗原 誠一, 西川 武二, 旗野 倫
    1980 年 90 巻 10 号 p. 935-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    Winkelmann の提唱した Mesenchymal scleroderma(MS)9例ならびに汎発性鞏皮症(PSS) 15例,計24症例について,血清抗核抗体を正常ヒト皮膚およびモルモットロ唇粘膜を基質として検討した.MS の血清抗核抗体(IgG-ANA)は PSS に比し全体として高い抗体価を示し,補体結合性抗核抗体(CF-ANA)との間に抗体価の差は見られなかった.MS の IgG-ANA, CF-ANA は基質特異性を示し,又, CF-ANA は IgG-ANA に比し高い抗体価を示す傾向が見られた. MS, PSS の抗核抗体は異なった免疫学的な態度を示し,臨床的に MS が PSS とは独立した症候群とする考えを支持するものと考えた.
  • 中川 秀己, 大塚 藤男, 久木田 淳, 溝口 昌子, 伊藤 裕喜, 十字 猛夫
    1980 年 90 巻 10 号 p. 939-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    尋常性白斑(generalized type)で抗甲状腺抗体陽性を示す31例について HLA locus A,B抗原を検索し,正常人187例と比較,χ2値= 12.04, corrected p<0.03.relativerisk=3.85でA2に有意の相関をみた.
  • 1980 年 90 巻 10 号 p. 943-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
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