日本皮膚科学会雑誌
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78 巻 , 3 号
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  • 山本 達雄
    1968 年 78 巻 3 号 p. 187-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    電磁波の一種である紫外線は,波長が1800A~4000Aの光線であつて,その作用を考える場合,波長に基いて3群に細分類される.即ち4000Å~3150Å,3150Å~2800Å及び2800Å~1800Åの3群である.これらは各々der durchdringende Ultraviolettbereich或いはUVA或いは長波長紫外線,der antirachitische und erythemwirksame Bereich或いはUVB或いはドルノー線及びder bactericide Bereich或いはUVC或いは短波長紫外線と呼ばれる.ただしUVA,UVBの区別には多少の相違があつて,4000Å~3200ÅをUVA,3200Å~2800ÅをUVBとする分け方もあり,3000Åを境界とするものもある.既知の如く,紫外線のもつ種々の生物学的作用の一つに色素沈着作用がある.その機序は光化学的過程に基くものとされ,これに2つの別個のものが区別されている.その1は紫外線のための炎症が介在し,色素沈着までに潜伏期があり,この作用スペクトルは紅斑産生のそれに似る.即ち3200Å以下の波長の紫外線が原因となり,その作用の最大は2980Åにあり,2800Åで最小となり,波長がこれよりも短くなるにつれて再度作用は強まり,2500Å附近に次の極大がある.そして紫外線照射約1日後にメラニン新生につづくメラニン色素の上皮細胞への転位が起こり,色素沈着は1~2週後に最高に達し,以後漸減するものとされている.その2は紫外線照射による炎症は介在せず,紫外線照射直後に発現し,この意味からSofortpigmentation或いはimmediate pigmentdarkeningと呼ばれる.従来この場合の原因波長は3000Å~4200Åにあつて,3400Åの所に最大の効果があると考えられていた.以下この点につき詳細に述べると,長波長紫外線と中波長紫外線とがもつ生物学的作用(特に紅斑及び色素沈着作用)を対比させた文献の中では,Junglingのものをもつて嚆矢とする.彼は窓ガラスを通した太陽光線について,Uviolglasを通したそれとを比べ,紅斑閾値は前者で後者の2~3倍である.色素沈着の強い人では,前者の光線によつて紅斑の見られない色素沈着が起き,この色素沈着の程度は,後者の光線によつて起こる色素沈着の程度に比べ極めて軽微であると記述している.HauBer及びVahleは長波長紫外線である3660Åの光線にも紅斑作用があるのを見いだし,これに必要なエネルギーは2970Åの場合に比べ約1000倍に及ぶと云い,3660Åで生じた紅斑は急速にかつ比較的強度の色素沈着を惹き起こし,この紅斑から色素沈着への転換は波長が長くなるにつれて容易になると述べている.RuttenauerはこのHauBer及びVahleの研究を補足し,3260Åの光は即時的に微弱な色素沈着をもたらすと述べている.これより先Guthmannは,フィルターを利用し詳細な研究を行ない,3120Åの光では紅斑はそれほどはつきり現われず,直ちに強い色素沈着が見られると云い,長波長紫外線で生じた色素沈着は,紅斑が先行して生ずる色素沈着とは違つた過程で起こると推察している.I. HauBerはGoerz-Beck-bogenlampeとHauBer及びVahleのモノクロマーターを光源とした実験を基
  • 三浦 国輝
    1968 年 78 巻 3 号 p. 208-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    ここ数年来,皮膚科学の歩みは従来の記載皮膚科学,病理組織学にかわつて生体の代謝面より皮疹を掴えようとする方向に向かつている.そして皮膚面に表現される病的現象の皮疹は,その病変の最初の段階でなんらかの生化学的な規定を受けることは充分考えられる.しかし皮膚に生じる諸現象を生化学的見地より解決するのは,他臓器とくらべて材料や測定法に数多くの制約を受け,困難な面が少なからず存在し,その進歩は非常に遅れている.従つてこの方面よりの研究はかなり以前より一部の人に注目されており,又近年Rothman一派の広範な研究もあるが未だ解決されないところが多い.著者は当教室における皮膚代謝に関する研究の一環として皮膚糖,糖原および血糖について後記の如き条件下でその動向を追求し,これら物質の皮膚代謝について若干の基礎的知見を得たので報告する.
  • 諸橋 正昭
    1968 年 78 巻 3 号 p. 238-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    皮脂腺は全分泌腺であり,そのsebaceous transformationの過程については,まだ形態学的にも,生化学的にも十分理解されてはいない.また,皮脂腺が性ホルモンの刺激によつて反応することはよく知られているが,性ホルモン投与が,脂腺細胞の微細構造におよぼす影響については,全く不明である.従つてこれらの点を解明するために,性ホルモン投与ラットの皮脂腺を電子顕微鏡的に観察し興味ある知見を得た.
  • 三浦 修, 山谷 芳郎, 石橋 明
    1968 年 78 巻 3 号 p. 240-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
    1955~1964年の10年間に当科を受診した慢性蕁麻疹患者は719例を数え,外来患者総数の0.96%に当る.719例中機械的蕁麻疹54,温熱蕁麻疹6,寒冷蕁麻疹48,光線並びに精神性蕁麻疹0,その他611例であつた.その男女比は45:55,初発年令は16~30才に多くて61.3%を算し,初発月には特色を見いだしえなかつた.
  • 1968 年 78 巻 3 号 p. 241-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
  • 1968 年 78 巻 3 号 p. 292-
    発行日: 1968年
    公開日: 2014/08/27
    ジャーナル 認証あり
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