日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
71 巻, 11 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 佐藤 哲司
    1961 年 71 巻 11 号 p. 1153-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    第Ⅱ篇に於ける組織化学的検索所見よりグリコーゲン其の他のPAS陽性多糖類の角化機序に対する関係が示唆されたが,本問題を各種角化性疾患に就いて検討し更にGram染色所見と併せて角質増殖の様式を吟味しようと企てた.
  • 今井 信子
    1961 年 71 巻 11 号 p. 1165-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    皮膚疾患における間葉系の態度については未だ研究が少い.先に三浦は多形滲出性紅斑の組織像とKramer&Windrum法によるToluidin青 異染性から,本疾患を血管間葉性反応によるものとなした.私はこの事を各種皮膚疾患について追求したので,その成績を報告したい.
  • 佐藤 和三
    1961 年 71 巻 11 号 p. 1177-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    さきに三浦らは,Hazin氏硬結性皮膚結核患者の歯肉に特異な症状の現われることに気づいたのに端を発して,多数の皮膚疾患についてこの症状を研索し,併せてイエウサギの実験的アナフィラキシーの場合に類似の所見の発来することから,本症状をアレルギー性皮膚疾患の歯肉表現となした.新井はさらに各種の動物を用いてこの症状の再現を企図し,同様の結論に達した.一方平野はアレルギー性皮膚疾患の際の補体の消長を検し,非特異的ではあるが,全身的侵襲がある場合には補体の減少を来し,皮膚症状の消褪とともに正常に復すると記した.そこで私はアレルギー性皮膚疾患について,上記の歯内症状と血清補体価の関連性を検討すべく以下のような検索を行ったので,これを記したい.
  • 升水 達郎
    1961 年 71 巻 11 号 p. 1184-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    わたくしは第1報で円形脱毛症病巣の毛細血管の顕微鏡的観察を行い,ここでは血管収縮神経の興奮と血管運動神経の不安定性があることを指摘し,第2報では病巣の自律神経の機能状態を和田・高垣発汗試験とアセチールコリン(オビソート)やアドレナリンの病巣皮内注射による血管の動きを観察して,第1報と同じ実験成績に加えるに,病期の経過とともに,コリン性神経の反応性は回復するのに反してアドレナリン性神経のそれはかえつて低下して行くことを結論した.さらにまた第1報に,円形脱毛症の40%前後は,その病期や部位にかかわりなく血管像が同一の状態を示すことを見出して,これらの場合には汎発性に,少なくとも頭部皮膚の自律神経の機能状態が一様であり,あるいは,あえていうならば,その部分現象として円形脱毛症が発来したのではないかとの見解をのべた.そこで今回は同一病巣の経過を追求しえた例のみを集めて検討を加えてみた.
  • 滝野 長平
    1961 年 71 巻 11 号 p. 1201-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    皮膚疾患に際し皮膚機能の変化は,それが一次的のものか或は二次的のものかは別として,とにかく,その病因に連なるものとして古来種々検索されているが,この中にあつて自律神経系の占める役割は非常に大きく,従つてその機能をより適確に表現せんと,種々の方面より検査法が次々と案出され,且つ施行されている.しかし,未だいずれの方法をもつてしても,その機能の余りにも複雑なために,それを正確に表出することが出来ない現況である.しかし,一般にはEppinger&Hessによるアドレナリン,ピロカルピン及びアトロピンを用いた薬効的検査法が好んで施行されているが,これにしても,投与量や判定基準が諸家により種々で一定しないため,検査成績の比較検討にb\々困難を伴うこと,又施行に際しては外来診療を主としている皮膚科領域において,それは決して簡便な方法とは云い難いこと,更に又,これが特に皮膚自体の,即ち局所的自律神経機能をよく示すものとも思われないことなど,種々の難点を孕んでいる.1936年Ackermannはアドレナリンを,又1938年にはピロカルピンを電流輸送により皮膚に作用せしめ,その部の発汗を含めた皮膚の変化を観察し,自律神経緊張度を推測している.本方法は操作も比較的簡便で,一定条件で短時間に施行出来る利点があるばかりでなく,更に重要なことは,皮膚における自律神経機能状態を特異的に知り得ることである.今回,この方法に準拠して,健康人並びに皮膚疾患患者の自律神経緊張度を調べたところ,判定基準に不合理な個所が認められたので,それに補正を加え,新たに判定基準を試作した.更にこれにより二,三の知見を得たので報告する.
  • 1961 年 71 巻 11 号 p. 1215-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
  • 1961 年 71 巻 11 号 p. 1253-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
feedback
Top