日本皮膚科学会雑誌
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109 巻 , 9 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 白方 裕司, 橋本 公二
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1301-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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  • 池田 勇, 小野 友道
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1309-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
    ジャーナル 認証あり
    現在皮膚科領域の文章の作成には一般にパーソナルコンピュータ(以下パソコン)とワードプロセッサ(以下ワープロ)ソフトの組み合わせが用いられている.これは現時点では最も現実的,かつ簡便な手段であるが,たとえば瘙痒の瘙といった皮膚科領域で必要な漢字のいくつかが表示・印刷できないという致命的な欠点がある.この問題に対しては,これまで利用者側で作成した字(外字)を用いるなどして対処するしかなかったが,最近これらの漢字についてもパソコンで取り扱えるようにするための試みが実用化されつつあるのでこれを紹介する.更に,現時点で入手可能なものとしてWindows95/98で動くワープロソフト一太郎Liteについて実際に使用して評価を試みた.
  • 小関 伸, 青木 武彦, 安齋 眞一, 穂積 豊, 三橋 善比古, 近藤 慈夫
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1315-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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    E-cadherinは上皮系細胞に存在する接着分子であり,その発現の減弱は腫瘍細胞の浸潤や転移と関連があると考えられている.われわれは皮膚有棘細胞癌62例(非転移例39例,転移例23例)の原発巣とケラトアカントーマ37例において,E-cadhehinに対する抗体を用いて免疫染色を行い,その発現を検討した.皮膚有棘細胞癌では62例中,18例(29.0%)にE-cadherinの発現が残存し,44例(71.0%)が減弱または消失していた.特に転移を生じていた23例の原発巣においては,21例(91.3%)がE-cadherinの減弱あるいは消失を示した.ケラトアカントーマでは37例中,26例(70.3%)が残存,11例(29.7%)が減弱または消失していた.さらに両腫瘍において,腫瘍の大きさとE-cadherinの発現を検討したところ,皮膚有棘細胞癌では相関はなかったが,ケラトアカントーマでは腫瘍が大きくなる(直径2cmを超えるもの)とE-cadherinの発現は減弱する傾向を示し,それは皮膚有棘細胞癌でのデータに類似した結果であった.以上の結果より,皮膚有棘細胞癌においてE-cadherinは転移を予測するマーカーの一つに成り得ると思われた.また直径2cmを超えるケラトアカントーマは,皮膚有棘細胞癌と同様にinvasive potentialをもつことが推測され,注意深い経過観察が必要であることが示唆された.
  • 川端 康浩, 大原 國章, 日野 治子, 玉置 邦彦
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1323-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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    爪部色素性母斑12例と爪部悪性黒色腫in situ6例をDermatoscopeを使って観察し,その鑑別について検討した.爪甲のDermatoscope所見は爪部悪性黒色腫in situも爪部色素性母斑も爪甲の末端部と後爪郭部を結ぶ線状色素沈着の集合体で形成されており,Dermatoscopeを使っても爪甲の所見から両者を鑑別することは困難と思われた.特に爪甲全体に色素沈着が拡がる爪部色素性母斑では爪部悪性黒色腫in situと同程度ないしそれ以上の色素沈着の不規則性がみられた.しかし,指尖部の色素沈着のDermatoscope所見は明らかに異なり,爪部悪性黒色腫in situのHutchison徴候の部分はALM in situと同様の皮溝・皮丘に無関係な,あるいは皮溝よりも皮丘に強いびまん性色素沈着であるのに対して,爪部色素性母斑の指尖部の色素沈着(12例中4例にみられた)は足底の後天性色素性母斑のDermatoscope所見と同様のAkasu type Ⅰの線様パターンであった,つまり,Dermatoscopeによる足底の後天性色素性母斑とALM in situとの鑑別法は爪部色素性母斑の指尖部の色素沈着と爪部悪性黒色腫in situのHutchinson徴候の鑑別にも適用できる可能性があると考えられた.指趾尖部の色素沈着を伴う爪部色素性母斑の小児発症例の取扱いとしては,将来悪性黒色腫になる可能性を考え,早期から積極的に切除・検査すべきという考えと長期観察例では自然消退することが多いことからwait and see policyをとるべきであるという考えが二立している.さらに多くの症例の検討が必要と考えるが,今回,明らかにできた両者の指尖部の色素沈着のDermatoscope所見の違いは,経過観察するか,直ちに切除するかの判新材料の一つになる可能性があると思われた.
  • 児島 壮一, 永田 茂樹, 末木 博彦, 飯島 正文
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1333-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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    母斑巨細胞の認められる母斑細胞母斑の臨床的,病理組織学的特徴を明らかにすること,母斑巨細胞の成因を探ることを目的として,過去5年間に当科で切除した230症例289病変の母斑細胞母斑について臨床的ならびに組織学的に検討した.全289病変中83病変(28.7%)に認められた母斑巨細胞は30歳以上の女性に有意に多く認められ,その出現率は罹病期間の長さと有意の相関関係があった.母斑巨細胞は顔面・頸部の病変での出現率が他の部位の出現率に比べ高く,非露光部に比較し,露光部の複合母斑・真皮母斑にその出現率が高かった.母斑巨細胞は真皮母斑の球状構造部上層に高頻度にみられ,同一標本内に脂肪細胞様変性を認めることが多かった.母斑巨細胞の形成は母斑細胞の加齢に伴う変化と考えられた.
  • 野間 陽子, 村上 信司, 中岡 啓喜, 白石 聡, 宮内 俊次, 西村 和子, 橋本 公二
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1341-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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    55歳,男性.平成7年秋,左足内側に常色の自覚症状のない皮下結節が出現し,徐々に増大するため,平成8年12月近医を受診した.穿刺にて黄色膿汁を認め,培養にて真菌感染が疑われたため,加療目的に当科紹介となる.初診時、左第1趾MP関節節内側縁に暗赤紫色の3×2.4×0.9cmの皮下腫瘤を認めた.切開したところ,膿瘍壁は足底まで連続する嚢腫様構造を形成しており,一塊に摘出した.病理組織学的には線雄性被膜に覆われた類上皮細胞性肉芽腫であった.膿汁よりPseudallescheria boydiiを分離し,皮膚シュードアレシェリア症と診断した.治療はイトラコナゾールを200mg/日,1ヵ月間投与し,肝機能検査値異常が出現したため,100mg/日に減量して3ヵ月間投与した.治療終了後1年半の現在も再発は認めていない.
  • 金子 勝美, 青木 見佳子, 川名 誠司
    1999 年 109 巻 9 号 p. 1347-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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    特発性肢端紅痛症に対し,胸腔鏡下胸部交感神経節切除術が奏効した57歳女性の症例を報告する.9年前より両手指に潮紅が出現,2年前より冷却により軽減する灼熱感,腫脹,疼痛を伴うようになった.基礎疾患はなく,特発性肢端紅痛症と診断した.副作用によりアスピリン内服中止.硬膜外ブロック,星状神経節ブロックが有効であったが効果が一時的なため,胸腔鏡下胸部交感神経節切除術を施行したところ,持続的に良好な結果を得た.疼痛が強く日常生活に支障をきたしている肢端紅痛症の患者で,硬膜外ブロックが有効な場合,胸腔鏡下胸部交感神経節切除術が有用である.
  • 1999 年 109 巻 9 号 p. 1351-
    発行日: 1999年
    公開日: 2014/08/19
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