日本皮膚科学会雑誌
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121 巻 , 10 号
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日本皮膚科学会ガイドライン
皮膚科セミナリウム 第77回 接触皮膚炎
  • 高山 かおる
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第77回 接触皮膚炎
    2011 年 121 巻 10 号 p. 2037-2042
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル 認証あり
  • 夏秋 優
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第77回 接触皮膚炎
    2011 年 121 巻 10 号 p. 2043-2048
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル 認証あり
    植物や動物による接触皮膚炎には主に刺激性とアレルギー性がある.刺激性接触皮膚炎の主な原因として植物ではヒスタミンなどを含むイラクサ,シュウ酸カルシウムの針状結晶を含むアロエ,動物では体液にペデリンを含むアオバアリガタハネカクシ,カンタリジンを含むアオカミキリモドキやマメハンミョウなどの昆虫類が挙げられる.アレルギー性接触皮膚炎の原因としては,ウルシオールを含むウルシ類やウルシオール類似のマンゴールを含むマンゴー,ギンゴール酸などを含むギンナン,プリミンを含むサクラソウ類,アラントラクトンを含むキク科植物が代表的である.
  • 加藤 則人
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第77回 接触皮膚炎
    2011 年 121 巻 10 号 p. 2049-2052
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル 認証あり
    金属は工業製品,装飾品,日常生活品,医療材料など,生活用品の材料として古くから利用されており,金属による接触皮膚炎はしばしばみられる.その発症機序には不明な点が多いが,金属特有の免疫反応が関与している可能性がある.金属アレルギーによって生じる皮疹には,金属が直接触れた部位に生じる接触皮膚炎以外に,全身に皮疹を生じる病型もあるため注意が必要である.金属による接触皮膚炎の原因となる頻度が高いものに,ニッケル,コバルト,クロム,水銀,金,パラジウムがあげられる.
原著
  • 石田 祐哉, 石井 良典, 原 弘之
    原稿種別: 原著
    2011 年 121 巻 10 号 p. 2053-2058
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル 認証あり
    われわれは汎発型11例,分節型5例の計16例の尋常性白斑に対しエキシマライト光線療法を行い,その効果を検討した.治療は週1回で最低2カ月以上行い,治療効果は色素再生率で判定した.その結果,1例(6.2%)に著効(色素再生率75~100%),4例(25%)に有効(25~75%),8例(50%)にやや有効(5~25%)の色素再生がみられた.臨床型別では汎発型11例中10例(90.9%),分節型5例中3例(60%)に色素再生を認めた.有害事象として反応性紅斑や水疱形成を認めたが,いずれも一時的で治療継続可能であった.今後エキシマライト光線療法は白斑治療における有用な選択肢となりうると思われる.
  • 古賀 文二, 今福 信一, 古賀 佳織, 出口 絵美, 鍋島 一樹, 中山 樹一郎
    原稿種別: 原著
    2011 年 121 巻 10 号 p. 2059-2064
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル 認証あり
    ランゲルハンス細胞肉腫(Langerhans cell sarcoma: LCS)は,極めて稀なランゲルハンス細胞(Langerhans cell: LC)由来の悪性腫瘍である.病理組織学的にLCと同じくCD1a,S-100蛋白,Langerin陽性であり,かつ強い異型性や核分裂像などの悪性所見が見られ,MIB-1 indexが高いという特徴を持つ.現在までに世界的に27例の報告がなされ,その発生部位は皮膚・皮下,リンパ節,肺,骨,肝臓,脾臓にみられる.今回,我々は76歳,女性の頭部に生じた皮膚原発のLCSの1例を経験した.H-E染色像では悪性度の高い形態を示し,多形性に富む腫瘍細胞で構成され核分裂像が20/10 High-power field(HPF)と比較的多くみられた.免疫組織化学的染色では,CD1a,Langerin,S-100蛋白に陽性を示し,MIB-1indexは90%と高値であった.正確には核分裂像の数が,通常みられる50/10 HPF以上はなかったが,その点を除く組織学的所見は高悪性度の腫瘍性変化を支持するものであった.そのため組織学的所見に加え,臨床的事項についても検討を行った.現在まで皮膚原発LCSの臨床像について,まとまった報告はないが,本例は,同じランゲルハンス細胞増殖性疾患であるランゲルハンス細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis: LCH)と明らかに臨床像が異なっていた.そのため皮膚原発LCSの過去10例の臨床所見の抽出を行った.多くは単発で,大型のものでは紅色の隆起性局面を呈し,本症例に類似する病変であった.本症例は,組織学的にはWHOの記載事項をほぼ満たし,また臨床像についても既報告例の特徴を有しており,LCSと最終診断した.
  • 保母 彩子, 入澤 亮吉, 山崎 正視, 坪井 良治
    原稿種別: 原著
    2011 年 121 巻 10 号 p. 2065-2072
    発行日: 2011/09/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル 認証あり
    2002年4月から2010年3月までの8年間に東京医科大学病院皮膚科を受診した原発性瘢痕性脱毛症(Primary cicatricial alopecia:以下PCA)の患者65例について,臨床的所見をまとめた.PCA患者数は,同期間に当科を初診で受診した外来患者総数(n=54,371)の0.1%,毛髪疾患と診断された患者総数(n=3,421)の1.9%の割合であった.男女比は1:1.7(男性24例,女性41例)と女性に多く,平均発症年齢は41.1±19.9歳(0~84歳),平均罹患期間は5.4±5.1年であった.瘙痒,疼痛などの自覚症状のあった症例は,37例(56.9%)であった.PCAの疾患別頻度はchronic cutaneous lupus erythematosus 14例(21.5%),lichen planopilaris 17例(26.2%),frontal fibrosing alopecia 7例(10.8%),classic pseudopelade of Brocq 5例(7.7%),folliculitis decalvans 10例(15.4%),dissecting cellulitis 1例(1.5%),folliculitis keloidalis 9例(13.8%),nonspecific 2例(3.1%)であった.治療はリンパ球浸潤疾患群には主にステロイドを使用し,好中球浸潤疾患群には抗生物質に加えステロイドを併用し,半数以上は局所の炎症が軽快し,脱毛斑の拡大を抑えることができた.
学会抄録
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