日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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127 巻 , 11 号
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日本皮膚科学会ガイドライン
新・皮膚科セミナリウム クラウドと皮膚科医療の夢
原著
  • 谷口 裕子, 伊藤 算昭, 松尾 典子, 大滝 倫子
    2017 年 127 巻 11 号 p. 2469-2476
    発行日: 2017/10/20
    公開日: 2017/10/21
    ジャーナル 認証あり

    2014年8月から2016年7月までに当科を受診した疥癬患者のうち,フェノトリンを用いて治療した53例(通常疥癬48例,生後2カ月~95歳)(角化型疥癬5例,77~96歳)についてretrospectiveに検討した.対象には体重15 kg未満の乳幼児8例,7~10歳の小児2例,妊婦1例,授乳婦1例を含む.フェノトリン単独で治療した通常疥癬33例中15例(45.5%)が2回投与で治癒した.角化型疥癬,小児,高齢者,診断前にステロイドを長期外用していた患者では3~6回投与した.フェノトリンを投与した全例で重篤な副作用を認めず,小児,妊婦,授乳婦にも問題なく使用できた.

症例報告
  • 福田 光希子, 田中 了, 藤本 亘, 高田 実
    2017 年 127 巻 11 号 p. 2477-2481
    発行日: 2017/10/20
    公開日: 2017/10/21
    ジャーナル 認証あり

    50歳の女性.幼少期から背部に色素斑があり10年前から徐々に増大して15 mm×14 mmの色調が不均一な黒褐色斑となった.病理組織学的には病巣の一端に定型的なdysplastic nevus(DN)の所見があり,それに連続して表皮内に軽度の異型性を示す孤立性メラノサイトの顕著な増殖が広範囲に認められた.以上の所見からDNから表皮内メラノーマへと進展しつつある病変と診断した.BRAF遺伝子解析にてV600K変異が検出された.近年,病理所見に基づく詳細な遺伝子変異解析研究によりメラノーマの前駆病変の特徴が明らかにされており,本症例もそれに該当すると考えられた.

学会抄録
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