日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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122 巻 , 7 号
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日本皮膚科学会ガイドライン
皮膚科セミナリウム 第86回 皮膚細菌感染症
  • 山﨑 修
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第86回 皮膚細菌感染症
    2012 年 122 巻 7 号 p. 1743-1746
    発行日: 2012/06/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル フリー
    皮膚一般細菌感染症は黄色ブドウ球菌,レンサ球菌が主体であるが,その他にもさまざまな細菌により特徴的な病態が惹起される.感染の深達度と付属器との関係などにより分類されている.本稿では小児に多い皮膚感染症である伝染性膿痂疹,尋常性膿瘡,せつ,丹毒・蜂窩織炎,ブドウ球菌熱傷様皮膚症候群,汗孔周囲炎・汗腺膿瘍などについて概説する.時代の変遷とともにみかけなくなった疾患もあるが,忘れてはならない疾患でもある.細菌感染症に限らず,急性感染症であればempiric therapyが必要であるので,その診断に役に立てていただきたい.
  • 渡辺 晋一
    原稿種別: 皮膚科セミナリウム 第86回 皮膚細菌感染症
    2012 年 122 巻 7 号 p. 1749-1754
    発行日: 2012/06/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル フリー
    細菌感染症の治療の際には,起炎菌に感受性がある抗菌薬を投与しなければならないが,感受性がある抗菌薬を投与しても,十分な治療効果が得られないことがある.それは抗菌薬の投与量が少なかったり,不適切な投与法のためと思われる.ここでは最近のPK/PD理論を解説し,抗菌薬の有効性と安全性を高め,また耐性菌の出現を抑えるための適切な抗菌薬の使い方を紹介する.また肝・腎機能低下時の抗菌薬の使い方も述べる.
原著
  • 前島 英樹, 齊藤 典充, 天羽 康之, 新山 史朗, 向野 哲, 勝岡 憲生
    原稿種別: 原著
    2012 年 122 巻 7 号 p. 1757-1763
    発行日: 2012/06/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル フリー
    当科で治療した円形脱毛症383例(男性152例,女性231例)を対象に臨床所見,治療と予後につき検討した.初診時,易抜毛性がみられた症例は236例で,アトピー性素因を有する症例は142例であった.初診時の病型は,単発型34例,少数型60例,多数型146例,びまん型52例,全頭型15例,汎発型61例,蛇行型12例であった.治療は,SADBE外用塗布施行138例,ケナコルト局所注射施行126例,冷凍凝固施行126例であった.予後を略治(治癒後6カ月後再発なし),再発,離脱,治療中に分けて検討したところ,略治例は全体の23%であった.単発型では40%以上が略治したが,その他の病型では20%以下にすぎなかった.治療法では,ステロイド剤の内服とPUVA療法の組み合わせ療法で“易抜毛性あり”の症例が“易抜毛性なし”の症例より有意に略治率が高い.アトピー素因のある患者では,ステロイド剤の内服は有効であるが再発率が高い傾向があった.
  • 三宅 知美, 福沢 正男, 永松 清志郎, 清水 雄策, 芦澤 遼平
    原稿種別: 原著
    2012 年 122 巻 7 号 p. 1765-1772
    発行日: 2012/06/20
    公開日: 2014/11/13
    ジャーナル フリー
    82歳,女性.2006年から関節リウマチでメソトレキセート,インフリキシマブを投与中であった.2009年7月より舌,顔面の潰瘍が出現し,2010年3月上旬より発熱を認め,4月16日当院を紹介受診した.生検,培養検査でCryptococcus neoformansと同定した.髄膜炎を認めたため,神経内科に入院,リポ化アムホテリシンB 150 mg/日の点滴投与及びフルシトシン3000 mg/日の内服を開始した.約4週間投与し,潰瘍は略治した.その後2週間投与を継続したが,髄液所見の改善を認めず,ボリコナゾール300 mg/日内服に変更し投与を継続した.以後髄液所見は改善傾向となり,潰瘍の再発も認めていない.
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