日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
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86 巻 , 4 号
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  • 山口 全一
    1976 年 86 巻 4 号 p. 249-
    発行日: 1976年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    マウス皮膚の種々の部位(背部,耳翼,尾部,足の底部,陰部等)に 0.3% 20-Methylcholanthrene アセトン溶液, 1% 2-Aminoanthracene アセトン溶液, 0.25% 4-NitroquinoIineN-oxide アセトン溶液をそれぞれ 0.15ml 週2回,計30回塗布し,その腫瘍発生過程を肉眼的観察し,同時に皮膚生倹し,組織学的,電顕的に検討した.又足の底部では,上記化学物質の 1.5%, 5%, 1.25% アセトン溶液でも実験を行った.なお対照としてアセトン液のみの塗布したものを用いた.その結果得られた腫瘍は多くは上皮性腫瘍であったが,非上皮性腫瘍の発生も見られた.これら腫瘍を病理組織学的に分類したが,上皮性腫瘍では各化学物質により生じた腫瘍とも多くの型において毛嚢との関連性が示唆された.さらに個々の化学物質により発生する腫瘍の組織学的形態の相違並びに塗布部位による特異な所見を観察し得た.
  • 鈴木 重興
    1976 年 86 巻 4 号 p. 269-
    発行日: 1976年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
    全身性ヒアリノーシス(「全ヒ」)および皮膚粘膜ヒアリノーシス(「皮粘ヒ」)について電顕的に比較検討した. 1)「仝ヒ」のヒアリソは比較的平行に走る短かい 50~90Å の微細フィラメントとその間をうめる一部ルテニウムレッド染色陽性の礎質よりなり,また cross-banded filamentous aggregation がみられた. 2)「皮粘ヒ」のヒアリンは,「全ヒ」に比し微細フィラメントは疎で不規則に配列し,また clear halo で囲まれた中等度ないし高電子密度の顆粒状ないし等質性物質塊を認めた. 3)「全ヒ」にみられる結合織細胞は,著明に拡大した粗面小胞体 (rER) と多数の原形質内空胞を有し,それらの内部には微細フィラメント状または顆粒状物質が充満し,礎質の構造に類似していた.また,空胞のあるものは蓄状に突出し,さらに細胞膜が破碇して内容物が細胞外に出たと思われる所見を認め同細胞によるヒアリン産生か考えられる. 4) {皮粘ヒ」のヒアリン塊の中にみられる結合織細胞にも,「全ヒ」にみられるほど顕著ではないが類似した所見がみられた. 5)毛細血管は「全ヒ」では異常所見を認めなかった.他方,「皮粘ヒ」では基底板の顕著な多層化を認めた.但し,基底板の間のヒアリン沈着は量的に少なく,血管周囲の結合織細胞を境にして,むしろその外方に密に沈着する傾向をみた. 6)「全ヒ」,「皮粘ヒ」のヒアリン沈着の少い部位でに一部に膠原線維の横紋消失,細分化または膨化を認め,約 100Å の細線維の増加もみられたがヒアリンとの関連性は明らかでなかった.
  • 1976 年 86 巻 4 号 p. 283-
    発行日: 1976年
    公開日: 2014/08/25
    ジャーナル 認証あり
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