日本皮膚科学会雑誌
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69 巻 , 5 号
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  • 井上 俊夫
    1959 年 69 巻 5 号 p. 449-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
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    さきに三浦および楠,井上(清)はCandida albicansの病巣または病的材料から分離した菌株と,健康者糞便から分離した菌株との間の色素吸収能に差異のあることを報じ,この方法がC.albicans病原性判定法として用えうるならんと記した.然るに林は井上が用いた菌株を,生育条件を変えて継代培養した10代目について同一実験を行ったところ,C.albicansの色素吸収能に変動を来して,この特性を認めることか出来ないと報じた.そこで私は林が用いた菌株の動物通過を試み,三浦および楠や井上の観察した現象を再現しうるや否やを検した.
  • 秋山 仁
    1959 年 69 巻 5 号 p. 452-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    皮膚疾患と糖代謝との関係に就いては先人によつてb\々論ぜられ,特に糖尿病患者にb\々湿疹や化膿性皮膚疾患か発生する事は既に古くから一般に知られ吾々も亦日常経験する所である.1923年Me.Glasson が皮膚疾患と糖代謝に就て考究して以来,Urbach,Ottenstein,辻,三宅等の空腹時血糖を問題としたものから,糖負荷により耐糖力を問題としたもの,或は皮膚糖及び結合結糖を測定したもの等数多くの研究かおり,其の成績は必ずしも一定した結論に達したと云えないが,皮膚疾患と糖代謝との間に密接の関係のある事は特に多言を要する迄もない.そこで余は皮膚疾患と糖代謝との関係を更に詳細に系統的に検討すべく,先ず茲々には種々なる皮膚疾患に就てその空腹時血糖を測定すると共に葡萄糖二重負荷試験を行つてみた.
  • 秋山 仁
    1959 年 69 巻 5 号 p. 470-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
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    皮膚の生理作用が体内的条件,特に新陳代謝の変化によつて左右されることに就ては既に幾多の業績が見られる.糖代謝の異常によるものもその1つであるが,之に関する少くとも系統的研究はまだ見ないものゝ如くである.余は第1篇に於いて各種皮膚疾患と糖代謝との関係に就いて検討したが,本篇に於いては動物実験的にAlloxan過血糖,Adrenalin過血糖,Insulin低血糖を惹起せしめ,かゝる際に皮膚機能並びに感受性が如何に影響されるかを検討し,以つて皮膚と糖代謝の関係を追究した.之に関する文献を少しく翻くと,松本(昭4)は膵臓を摘出して実験的糖尿病を惹起せしめ細菌並びにクロトン油に対する皮膚感受性の減弱を認め,又Klaud&Brown(1925)は膵臓剔出動物の皮膚感受性は何等変化しないと述べている,更にBettmanは糖尿病患者の葡萄状球菌並びに連鎖状球菌に対する防禦力の減退する事を認め,青木(昭28)はAlloxan過血糖動物に於ては皮膚創傷の治癒が遅延すると述べ,山下(昭28)はAlloxan糖尿動物に於てMethylen青皮内反応消退時間,発斑吸収時間の短縮を見,皮膚と膵臓内分泌とは互に協同的に働くと報告している.次にAdrenalinと皮膚との関係に就ては遠山(昭19)はAdrenalin連続注射によりクロトン油に対する感受性が1時的に低来し後亢進し,之には皮膚内の電解質,即ちCalciumとKaliumの割合が影響すると報告し,石井(昭19)はAdrenalin注射によりMethylen青皮内消退時間の短縮を見たと述べて居る.又斎藤(昭19)はAdrenalinは組織のAllergie性変化を抑制すると述べ,Martin E.G(1922)はAdrenalin注射により蛙の全臓器の酸化作用は促進すると述べ,又北(昭19)はAdrenalinとThyroxinを併用すれば一般新陳代謝は著明に亢進し酸素消費量が増加すると報告している.更にInsulinと皮膚との関係を見るに,横尾(昭4)はInsulin連続注射により皮膚内のCa:Kが影響されクロトン油に対する感受性が一時減退後亢進したといゝ,岡野(昭29)はInsulin注射により皮膚組織呼吸は増加したと報告している.
  • 秋山 仁
    1959 年 69 巻 5 号 p. 490-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
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    余は第2篇に於て正常家兎並びにモルモットに於けるAlloxan過血糖,Adrenalin過血糖,Insulin低血糖時の皮膚機能並に皮膚感受性を検討したが,血糖調節に対し下垂体が極めて重要な役割を演じていることは既に古くから知られている.そこで本第3篇に於ては家兎に就て先ず下垂体を剔出しその血糖に及ぼす影響と皮膚機能並びに皮膚感受性との関係を検討し,次いでかゝる下垂体剔出家兎にAlloxan,Adrenalin,Insulinを注射した際の皮膚機能並びに皮膚感受性を追究してみた.
  • 薄場 真
    1959 年 69 巻 5 号 p. 502-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
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    最近生体内に於ける電解質が内分泌,及び輸液等の問題に関して大きな意義をもつて注目される様になり,同時に下垂体副腎系特に副腎皮質との関係に就ては諸種の報告がなされている.一方皮膚疾患に於ても嚢に牧野,山本,堀,桧垣,Babnik等が皮膚疾患患者に於ける電解質に注目し検索しているが,余は血清内に於けるNatrium,Kalium (以下これをNa,K.と略記する)の変動について,特にK塩負荷に依るNa,Kの変動を観察し若干の知見を得たので報告する.
  • 薄場 真
    1959 年 69 巻 5 号 p. 507-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
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    前報にて既述せる如く海水浴実験及び正常人色白群色黒群に於けるNa,K代謝に於て若干の知見を得る事が出来た,色素異常疾患に於てもAddison病の場合電解質異常の存在する事は周知の事実である.そこで余はAddison病を始めとする各種色素異常疾患に就てK負荷試験を行い電解質代謝を検索し若干の知見を得たので茲に報告する.
  • 谷中 秀治
    1959 年 69 巻 5 号 p. 513-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
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    癩では各病型を問わず汗と皮脂の分泌障碍が存在し,殊に発汗の異常や停止が早期に来ることは古くから衆知せられ,癩の診断に役立てられている.癩の発汗障碍を実験的に始めて証明したのはKlingmullerによると1885年であり,以後汗腺に関する研究は数多く実施せられ,すぐれた成果を収めて居る.一方皮脂腺にあつては,癩病変に際して,その変化に関しての報告は極めて少数であつて,Muirは癩では皮脂分泌が旺盛となり癩菌を皮脂中に証明したと述べ,藤田・大森は癩病変部に於ては皮脂分泌が減少していると発表,我教室の有森は皮表脂質の計測実験を行つて,結節癩では結節形成最盛期に皮表脂質量が最も多く,結節が吸収されるにつれて脂質量が減少し,結節が消失した時期には更に減少すると述べて居る,兎も角局所の皮脂腺が癩病変により影響を受けることは推察される所である.私は結節癩に於て病期の変遷につれて,皮脂腺が組織化学的にいかに変化するかを,核酸,グリコーゲン及びズダンII可染性脂質の消長について検索し,見るべき知見を収め得たと考えるので,報告する.
  • 1959 年 69 巻 5 号 p. 520-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
  • 1959 年 69 巻 5 号 p. 86e-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
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