日本皮膚科学会雑誌
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87 巻 , 4 号
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  • 吉永 花子, 山田 瑞穂, 今村 貞夫
    1977 年 87 巻 4 号 p. 251-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    68歳の男子で,落葉状天疱瘡の経過中に胸腺腫,重症筋無力症,ネフローゼ,再生不良性貧血を合併した症例を経験した.これらの疾患は落葉状天疱瘡と重症筋無力症,落葉状天疱瘡とネフローゼ,落葉状天疱瘡と再生不良性貧血と明瞭に3時期にわかれて合併し,胸腺腫ネフローゼ合併の時期に胸部レントゲン写真において認められたが,おそらく初診時より存在していたものと考えられた.剖検により食道粘膜に組織学的に天疱瘡と思われる病変がみられ,蛍光抗体法で粘膜上皮細胞間に IgG の沈着がみられた.
  • 沢田 雍子, 大橋 勝
    1977 年 87 巻 4 号 p. 263-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    Systemic nevus verrucosus (以下S.N.V・と略す)の顆粒変性部の細胞質内,特に願粒層下部の細胞質内空隙内の物質について組織化学的ならびに電顕細胞化学的研究を行った.その結果,光学顕微鏡ではホルマリン固定の場合より,ルテニウムレッド(以下 R.R. と略す)固定,およびアリューシャソブルー(以下 Al. B. と略す) PH 7.2 で固定した場合の方が,細胞質内物質はよく残り空隙は縮小していた.電子顕微鏡では,2.5% グルタールアルデハイドとオスミウム酸の二重固定では顆粒細胞の細胞質内には空隙が存在し,その部に細線維様構造の物質が認められた.連続切片でのアルカリ性ビスーマス染色では,細線維上に穎粒状粒子 (150Å~300Å)がみられた. Periodate-lysin・paraformaldehyde (以下 P.L.P.と略す)固定および, R.R. による固定法では空隙内にはいずれも細線維上に穎粒状粒子の存在か観察された. 以上より,顆粒変性部の細胞質内空隙にはグリコーゲンではないある種の proteoglycan の存在が考えられた.
  • 藤井 隆, 大橋 勝, 香ノ木 宏
    1977 年 87 巻 4 号 p. 273-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
    出生時より経過を観察している8歳女児の Conradi 病の1例を報告した. 四肢の短縮および左右差,関節拘縮,低身長,両股関節開排制限,脊柱側奪,鞍鼻, high arched palate, 左小指の変形,臍ヘルニア,両先天性白内障,斜視の臨床症状が存在した.皮膚所見は出生時に ichthyosiform erythrodermia 様の皮疹が存在し,その後 Bloch-Sulzberger 症候群様の色素沈着を残した.その他に follicular atrophoderma,cicatricialalopecia, 尋常性魚鱗癬,毛孔性苔癬,顔面毛嚢性紅斑黒皮症が存在した, Conradi病を中胚葉系のみならず外胚葉系を含んだ系統疾患,すなわち症候群として理解することを強調した.
  • 1977 年 87 巻 4 号 p. 279-
    発行日: 1977年
    公開日: 2014/08/22
    ジャーナル 認証あり
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